都心でも積雪

関東甲信地方では広い範囲で昨晩から寒気が強まり、都心でも雪が降り積もりました。
関東地方平野部でも積雪となっている所があります。
東京の観測地である、東京・北の丸公園では最深6cmの積雪を観測した東京都心部ではみぞれから雨に変わりつつ、雪のピークは過ぎたものと思われます。
関東甲信地方では、18日の昼過ぎにかけて広い範囲で雪となり大雪となる見込みとのことです。
大雪や路面の凍結による、交通障害に警戒するとともに、架線や電線、樹木への着雪に注意をしてくださいね。

根拠のない牛乳有害説、なぜ流布?

カルシウムを多く含み、「栄養素の宝庫」とも呼ばれる牛乳。しかし、たびたび有害説が取り沙汰され「牛乳は体に悪い」と思っている人も少なからずいるそうだ。11月には東京都内の大学の研究所が「合理的な説明はできない」と結論付けたそうだが、一度流布した情報を撤回するのは難しいという。牛乳は本当に体に悪いのだろうか?
テレビ番組で7月、4歳と2歳の子どもの母親であるタレントの松嶋尚美さんが、子供に牛乳を飲ませない理由として「牛乳を飲むことで体内のカルシウムが尿と一緒に排出される」「乳製品を多く摂っている国は骨粗鬆症にかかりやすい人が多い国だ」と発言したことがインターネット上で話題になった。これに対し、同じ番組に出演していた専門家がすぐに否定したものの、ネット上では最近でも”牛乳有害説”にまつわる話が後を絶たないという。
この有害説の発端は、平成17年にすっぱんされミリオンセラーとなった本「病気にならない生き方」とされているそうだ。著者は外科医の新谷弘実氏で、自身の紹介サイトなどによると「胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。ハリウッドセレブやレーガン元大統領、世界的トップ企業の専任医師として世界各国のVIPから信頼されている外科医」だそうだ。同書では、牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウム量を減らしてしまう、牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる、牛乳を毎日たくさん飲んでいる米国、スウェーデンなど世界4大酪農国は股関節骨折と骨粗鬆症が多い、日本でアトピーや花粉症の患者が急増した第一の原因は学校給食の牛乳にある、などの記述があるそうで、松嶋さんの言い分がこの本の影響である可能性がうかがえる。
医学や栄養学などの学識者らで構成する「牛乳乳製品健康科学会議」は、新谷氏の主張にはいずれも科学的根拠がないとして、同書が出版された2年後の平成19年3月、有害説を信じる人たちが増えてきたのを受ける形で新谷氏に公開質問状を出しているという。質問状の内容は新谷氏が独自の理論を展開するもので、新谷氏個人の意見と言え科学的根拠とは言えないものだったという。牛乳乳製品健康科学会議と新谷氏とのやり取りはすべて公開されており、産経新聞も平成19年12月の紙面で「『牛乳身体に悪い』 科学的根拠なし」とする記事を掲載している。
しかし、いまだに牛乳有害説を信じる人がいるのはなぜだろうか?これについて都内の大学の薬学部准教授は「牛乳を飲んで下痢をしたりアレルギーだったりする人が周りにいるので、牛乳が体に悪いという説は割としっくりくるからではないか」と分析する。
牛乳はカルシウムだけでなくビタミンCやマグネシウム、カリウム、良質なタンパク質などさまざまな栄養成分を含んでいる。牛乳にアレルギーのある人や味が嫌いという人は無理に飲む必要はないが、極端な意見を鵜呑みにして牛乳を一切飲まないというのはいかがなものだろうか…。